ざつおん

30代後半グラフィックデザイナー(女)による他愛もない話。

【妊娠初期の結果発表】つわり vs 酷い二日酔い

数年前インフルエンザにかかった時、
「あ。これは酷い二日酔いの方が辛い」
と確信したことがある。

 

それほどまでに、私の二日酔いは、本ッ当に酷いのだ!
水もポカリも吐くのはもちろんのこと、貧血を起こして起き上がれないし、胃薬含め一切の薬も効かない。
ただただ前夜の暴飲暴食の後悔を心の中でつぶやき、ベッドの上で丸一日脂汗をかきながらゆらゆらし、たまに這いつくばってトイレに行くぐらいしかできない。

道端で倒れこんで何もできなくなってしまって、通りすがりの人にタクシーを止めてもらったこともある。鮮血やらゼリー上の何かやらを排出したこともある。
そうやって、酷い二日酔いの1日は、体調不良のまま完全に溶ける。

 

さて、めでたく妊娠し、初期の洗礼である「つわり」をついに体感した私。

 

体感してみての個人的な感想は
「あ。これは酷い二日酔いの方が辛い」
であった。

 

入院するほどの妊娠悪阻の症状を調べる限り、わたしの酷い二日酔いと一致する箇所が多そうだ。
これが毎日とか、マジ死ねるんだが……
おめでとう(?)、私の体内症状杯は「酷い二日酔い」さんの完封勝ち!!


とは言え、つわり症状がゼロだったわけではない。
寝起きは胃がムカムカしているし、大抵のものは食べられるけど夕方から急激に体調悪化して何もしたくなくなり、ベッドの上で「ウッ」と戦いつつiPhoneで漫画を読むかパズルゲーム。
最低限の仕事をして辛くなってきたらすぐ横になり、通常時と比較してかなり自堕落に過ごした。

あれです、そこそこ飲んだけど終電には解散して、家で水を飲まずに寝ちゃった翌日くらいの、「軽い二日酔い」的な状態ですね。


しかし、「私のつわりはマシなほう」と侮るなかれ。

 

毎日じわじわと気持ち悪い状態なのだ。1ヶ月以上も。

 

ドカーン!と殴られて満身創痍という状態(ひどい二日酔いや悪阻状態)ではないが、地味〜にず〜っとコツコツ小突かれてるような不快感。まるで私がRPGやってるときのボスの倒し方とそっくり!!性悪ですね!!!


心のHPが少しずつ削られて、精神的にじわじわと参ってくる。もうダメだ~と挫けそうになってくる。腹の中の子よ、私でボス戦の練習でもしてんのか。

 

結果、自粛疲れならぬ「つわり疲れ」。

 

誰を責めるわけでもなく、これもなかなか辛いものでありました。Twitterのマタ垢でも同意見多数。

つわり、舐めたらアカン。

 

そんなつわり時期は夏真っ盛りだったけど、奇しくもコロナ禍ということでイベントもお祭りもなかったため、「みんな夏楽しんでて羨ましい!」と悔し涙で枕を濡らす事なく、家で静かに過ごすこととなりました。
事務所を解散し自宅で仕事をすることにしたおかげで外出機会が減り、打ち合わせがほとんどリモートにシフトしたのも助かったな~

コロナ禍で仕事が減ったことにめちゃくちゃ感謝したのは、きっと日本で私だけだと思う。


ある意味、いいタイミングでの妊娠初期だったのかもしれない。(ポジティブ発揮)